ここから本文です。
春の農繁期を迎え、農業機械を使った作業がますます多くなります。県内では、毎年この時期に農作業中の事故が多発しています。事故防止のため、次の点に気をつけて作業を行いましょう。
まず、服装は作業しやすいものを着用し、作業の前後や作業中の整備・点検時は、必ず農業機械のエンジンを停止しましょう。
次に、死亡事故が最も多い機械の転落や転倒を防ぐため、圃場に出入りする際は、路肩の具合や傾斜、段差等の安全を確認し、無理をせず慎重にゆっくり操作しましょう。トラクターは、安全フレームを正しく装備し、シートベルトを必ず締めて、万が一、機械が転落、転倒したとしても下敷きになる痛ましい事故を防ぎましょう。
最後に、トラクターで路上を走行する際は、ブレーキペダルを連結するほか、夕暮れ時の視認性を高めるため、早めにライトを点灯するとともに、反射資材を利用しましょう。また、道路に泥などの汚れを残さないよう気を付けましょう。
果樹等においては、脚立を使った作業が増えています。最上段で作業しない、チェーンを掛ける等、基本を守って転倒や転落が無いよう作業を行いましょう。一人一人が安全作業を心がけ、家族や知人同士で「安全第一」の声がけをしながら、みんなで農作業事故を防ぎましょう。